ターミネーター2の最後のセリフはアイルビーバックでない?T-800が溶鉱炉に沈む理由についても
ターミネーター2の最後ではシュワちゃん演じるT-800が自ら溶鉱炉に沈んでいきます。
溶鉱炉に沈むのはなぜかというと、未来から再びターミネーターが来るのを防ぎジョンを守るためです。
溶鉱炉ではサムズアップして沈んでいきますが最後のセリフがアイル・ビー・バックと勘違いしている人もいるようです。
今回はターミネーター2の溶鉱炉のシーンと最後のセリフについてまとめてみました。
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ターミネーター2の溶鉱炉の最後のセリフはアイルビーバックではない?
ターミネーター2のT-800が溶鉱炉に沈むシーンでの最後のセリフは皆さん間違いなく覚えていますよね?
意外にも溶鉱炉の最後のセリフを「アイル・ビー・バック」と勘違いしている人が多いようです。
最後のセリフは「人間がなぜ泣くかわかった。俺には涙を流せないが」です!
溶鉱炉での最後のセリフ「人間がなぜ泣くかわかった。俺には涙を流せないが」
T-1000を溶鉱炉に沈めた後、スカイネットを誕生させないためT-800は自身を溶鉱炉に沈むことを決意します。
今まで一緒に戦ってきたT-800を消滅させたくないジョン・コナーは涙を流しながら必死に溶鉱炉に沈むことを止めます。
ジョンの涙をみたT-800は機械でありながら人間がなぜ泣くのかを理解します。
「人間がなぜ泣くかわかった。俺には涙を流せないが」
今まで機械的な行動や言葉しかなかったT-800に明らかな感情が芽生えたことがわかるシーンは涙なしには観られません。
最後に親指をサムズアップしていくのは「これで心配はなくなった」とジョンに言っているようでした。
(ちなみに揚げ足をとると最後のセリフは「good bye(さようなら)」になるんですけどね)
しかし、なぜ溶鉱炉のシーンのセリフが「アイル・ビー・バック」と勘違いされるのでしょうか?
アイルビーバックは警察に包囲されたシーンでのセリフ
ターミネーター2でシュワちゃんが「アイル・ビー・バック」というセリフは警察に包囲された時に発せられました。
過去のT-800の残骸を破壊するためサイバーダイン社に乗り込んだジョンたちはチップの破壊に成功するも警察に囲まれてしまいます。
その際、催涙ガスを打ち込まれサラとジョンはまともに行動できなくなりました。影響を受けないT-800が状況を打破するために2人に言い残したセリフが「アイル・ビー・バック」です。
ターミネーターシリーズではシュワちゃんの代名詞とも言えるセリフですが、なぜか溶鉱炉のシーンでのセリフだと勘違いされているようです。
これにはシュワちゃんが試写会などでセリフを言い、その後「ターミネーター3」が発表されたりした影響があります。
そして、「ターミネーター2」で溶鉱炉のシーンと「アイル・ビー・バック」というセリフが印象的だったのかメディアやアニメ・マンガなど他作品がネタとして扱ったのが原因とも思われます。
ターミネーター2でT-800が溶鉱炉に沈むのはなぜ?
ターミネーター2でT-800が溶鉱炉に沈むのは自分のチップを破壊するためです。
チップを破壊することにより未来で起こる戦争の原因スカイネットの開発がなくなります。
スカイネットは未来のジョンを狙いターミネーターを送り込んでいます。
T-800はスカイネットの基となる自分のチップをジョンを守るために自ら破壊するため溶鉱炉に沈むことを決めました。
自らのチップを破壊して現在と未来のジョンを守るため
シュワちゃん演じるターミネーターのT-800はラストシーンで自らのチップごと溶鉱炉に沈むことを選択します。
溶鉱炉に沈むのは自分のチップを破壊して、未来から新たなターミネーターを来させないためです。
ターミネーターはスカイネットという自我を持ったコンピューターから送られてきます。
スカイネットは自己を守ることを第一としており、自分を破壊しようとする人類抹殺を目的としています。
未来ではスカイネットと人類が戦争をしており、ジョンは人類を開放して先導する英雄となっています。
スカイネットはジョンの存在ごと抹殺するために過去にターミネーターを送ります。しかし、ジョンも捕らえたT-800を改造して過去の自分と母親のサラ・コナーを守るために同じく過去へ送りました。
このスカイネットが生まれたきっかけが第一作目の「ターミネーター」の残骸です。
この残骸をマイルズ・ダイソンという技術者が研究してスカイネットの基となるコンピュータを作ります。
「ターミネーター2」では未来でスカイネットと人類の戦争があり核まで使われることをマイルズに伝えて、残骸を消滅させました。
その後、スカイネットが放ったターミネーターのT-1000をサラ、ジョン、T-800で溶鉱炉に落としてチップごと消滅させます。
そして、T-800も自分が残っていてはスカイネットがまた開発されるため、ジョンを守るために溶鉱炉に沈み消滅することを選びました。
まとめ
・ターミネーター2でT-800が溶鉱炉に沈むのはジョンを守るため。
・未来からターミネーターを送り込まれないように自分のチップを破壊したから。
・ターミネーター2のシュワちゃんの最後のセリフは「人間がなぜ泣くかわかった。俺には涙を流せないが」
・最後のセリフは「アイル・ビー・バック」ではない!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!