声優の夢を挫折したときのその後と理由は?なれなかった人の末路について
声優を夢見て挫折していく人は年間何人いるのでしょうか。
声優志望は今や30万人以上と言われており、その中で職業として食べていけるのは数百人。
それ以外の人たちはお金の問題や実力その他の理由で挫折していくことになります。
今回は声優になれなかった人のその後と末路について筆者の体験も交えてご紹介します。
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声優を夢見て挫折する理由
声優になるには声優事務所直営の養成所から所内オーディションを勝ち抜き所属しないことには始まりません。
30万人のうち少なくとも29万人はここで挫折していくことになります。私もこの29万人のうちの一人です。
お金がなくなって挫折
声優の養成所へ通うためには最低でも30万円は必要になります。
チェーン店でバイトをしている一人暮らしの場合は家賃、光熱費、食費、交通費、携帯代などを払うとかなりカツカツになります。
計画を立て節約をして、休みなくバイトと芝居に打ち込まない限り待っているのは挫折です。
私の場合一番ひどいときで白飯と水だけで生活をしていました。今考えれば白飯を食えてただけマシですね。
しかし当時、それまで何の不自由もなく食べたいものを食べていた生活から一転したときはひもじい気持ちでいっぱいでした。
人間貧しくなると視野が一気に狭くなります「生活ができなくなるかも…。ヤバイ!どうしよう!」と、もう夢どころではありません。
そのようにして生活が立ち行かなくなり挫折していくのです。
行動力がなくて挫折
毎日の基礎訓練、養成所の講師に食らいつく、一般公募のあるオーディションを調べる。
例えばこんなところですかね。この3つは金がなくともできる夢へ近づく一歩のように思えます。
声優になるには養成所のレッスン以外のところでどれだけ行動できるかが鍵になります。
しかし、バイトに追われて疲れたから何もしないとか、養成所のレッスンさえ受けていれば声優になれると思う人も少なくありません。
ええ、はいどっちも私のことです。
養成所の講師の方は有名でなくとも声優として食べている人だったりします。その人に声優になった経緯や戦略などを聞いておくべきだと思いませんか?
オーディションも探してみると意外と一般公募をしている作品があります。ダメでもともと受けてみるべきだと思いませんか?
レッスン外の事を例に上げましたがレッスン中も積極的に行動するべきです。これを書くために当時行動力のあったクラスメートを調べたら見事に事務所に所属していました!
彼は常に発声やアクセント、イントネーションに厳しく、講師にもガンガン質問していました。その結果として今の彼の地位があるのだと思います。
何かしなければ何も始まらないのです。
夢と現実のギャップで挫折
アナタは声優と聞くとどんなイメージを持ちますか?
洋画やアニメのセリフに合わせてマイク前で収録する姿ですよね。
しかしマイク前のレッスンは上位のクラスや一部の養成所でしかやらせてもらえません。
私の通っていた養成所以外のところのカリキュラムを見ても、週3回のうちマイク前は1回それ以外は舞台上の演技指導やダンスレッスンなどです。
いまや、ネットでその手の情報は手に入るのにもかかわらずマイク前でレッスンすると勘違いして入ってくる人は後を絶ちません。
演技初心者です!といって基礎クラスに入り「舞台の演技指導ばかりでマイク前のレッスンがない」と辞めた人がいました。
…今度は私ではないです。
他にも脚本重視の講師に当たった人は「演技指導がなくて、これじゃ脚本講座じゃないか!」と言う人や。
運良くナレーション専門の講師にあたった友人の話によると「マイク前のレッスンができて嬉しいけど周りはやっぱりアニメや吹き替えがやりたいみたいで皆のやる気がない」と困っていました。
思っていたレッスンと違うと日々悶々と過ごし実力も付かず辞めていく人は多いみたいです。
挫折したその後声優になれなかった人の末路
筆者の場合「地元に帰って就職」
地元に帰らずともやはり一般企業に就職する人は多いようです。
私は生活が立ち行かなくなり親に説得されて夢を諦めたました。今では確かにその程度だったんだと納得しています。
地元に戻ってから少しの間ニート生活をして、とある自動車部品の会社に就職しました。
面接で声優を目指していましたというと「なんで声優なんか目指したの?」「演技で嘘を付くのが上手いから信用ならない」など言われるそうです。
私の場合は逆に「挫折した経験があったほうが人として信用できる」と言われ採用されました。
実際は夢を挫折しているからそう簡単には辞めないだろうという気持ちもあったのではないかと思います。
さて、親に迷惑をかけた分はやく就職しないとと決めた会社ですがやはり興味のない仕事というのはストレスがたまります。
さらに中途採用だったので新卒の年下の先輩にはナメられていました。今はそれなりに良好な関係ですが当時は挫折の落ち込みもあり相当辛かったです。
ある程度年齢のいった20代後半~30代前半での中途採用はこのような末路が待っています。
友人の場合「アルバイト先で正社員になる」
夢を目指してバイトで食いつなぐというのはよく聞く話しですよね。
私の友人の場合は夢を諦めた後はバイト先で正社員になりました。このケースも結構いるみたいですね。
まったく知らない他業種に行くよりは多少なりとも仕事の分かるところでの就職というのは確かに安心出来ますね。
しかし、バイトと社員はやること考えることが違って大変だという愚痴を結構聞かされています。
そんな彼の勤める某飲食チェーン店のバイトには声優志望がなぜか多いみたいで今は彼らを応援するが楽しみの一つだとも語っていました。
ちょっと羨ましいです。
他にもこんな末路が・・・
・声優は諦めたけど舞台役者に転向
・結婚して主婦または主夫になった
・養成所に通っていたyoutuber
こういった方たちもいますが「末路」という言葉はふさわしくありませんね。
挫折した人の中には諦めたと口ではいっても心の奥底では諦めておらずバイトを続けている人もいるみたいです。
まとめ
・声優の夢を挫折する理由は「お金」と「行動力」がなくて辞めていく。
・理想と現実のギャップで諦めていく。
・挫折したその後は、就職が一番多い。
・夢を諦めた後の生活で後悔しないように今度は進路を慎重に決めよう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!