三度目の殺人の咲江の足の怪我が飛び降りというのは嘘?犯人なのかも考察
三度目の殺人で広瀬すずが演じた足を引きずる少女・咲江。
足の怪我については生まれつきか飛び降りたのか混乱した方もいると思います。
そこで今回は咲江の足の怪我の理由が嘘なのか犯人疑惑も含めて考察してみました。
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三度目の殺人の咲江の足の怪我は嘘?
三度目の殺人で広瀬すずが演じた咲江は常に足を引きずっています。
足の怪我の理由について咲江は「飛び降りたから」と言っていますが「生まれつき」だとも言われています。
飛び降りたというのは嘘なのでしょうか。本編中では明かされませんでしたので考察してみました。
足の怪我が飛び降りたからなのは嘘ではない
咲江は劇中で足の怪我について「工場から飛び降りた」と言っています。
咲江が重盛に実の父親に性的暴行を受けていたと告白するシーン。
重盛は咲江に「足の怪我は生まれつきってあるけど?」と咲江に問います。
咲江は「工場から飛び降りたんです。本当です」と返します。
咲江は14歳のころに父親から性的暴行を受けていました。
その頃に飛び降りたとした場合、足の怪我を生まれつきだとする咲江の両親の情報には無理があります。
つまり、14歳よりも前に飛び降りをしていた、このことから咲江は幼い頃から暴行を受けていたと推測できます。
そして咲江は暴行から逃れるために、もしくは死のうと思って飛び降りたのではないでしょうか。
法廷で本当のことを言わない大人たちと対照的に、真実を話そうとした咲江が嘘を言っているとは思えません。
以上のことから咲江の足の怪我は嘘ではないと思われます。
さらに調べてみると「生まれつき」とするほうにツッコミを入れていくほうが、足の怪我が飛び降りなのが嘘ではないと言いやすいことに気づきました。
足の怪我が生まれつきである証拠がない?
それでは、生まれつきとする情報の信憑性はどうなのでしょうか?
私が三度目の殺人をみて思ってのは「生まれつきならカルテを見れば一発でわかるのではないか?」ということ。
カルテについては事件と直接関係がないので提供されなかったか、カルテが存在しなかったかのどちらかです。
「生まれつき」という情報の出どころも本編では語られませんが咲江の母親から聞いたのだと思われます。
母親は虐待があって見て見ぬ振りをしていたような描写がされていますしね。
「生まれつき」としたのは「飛び降り」の原因が暴行であると知られたくなかったから隠蔽。
飛び降りた直後も暴行の事実を隠すために病院へ連れて行かなったのではないでしょうか。
そうなればカルテが存在しないことも納得できます。じゃあ、学校の健康診断はという疑問が生まれます。
調べてみると、健康診断の日に休んだ場合は未検診となり後日個別で行くことになる場合もあるそうです。
暴行する父親、黙認する母親であれば学校側からの通告を無視していても不思議ではありません。
以上のことから「生まれつき」というのに状況証拠がなく、暴行の事実からも足の怪我は飛び降りというのが嘘ではないと私は考えます。
咲江が犯人なのか考察
三隅の言う咲江は「よく嘘をつく子」ということや、咲江が血を拭うシーンから彼女が犯人なのかという人もいます。
私は彼女が犯人ではないと考えています。それは三隅をかばうために自分が殺ったと言っていないからです。
また、咲江は三隅が殺っていないと証言していないことからも犯人ではないといえます。
三隅を庇っているだけで犯人ではない
足の怪我が嘘ではないことから咲江が嘘を付く子ではないということはわかりました。
そして重盛との会話では、「三隅さんは父親を殺していない」というセリフがありません。
このことから三隅が犯人であることは明らかです。
もし本当の事を言うのであれば咲江が「私が殺しました」ということだって出来たはずです。
それを言わないということは咲江自身が犯人ではないと言っているのではないでしょうか。
また、重盛の父親が「人を殺せる人間と殺せない人間には大きな溝がある」というから三隅は殺せる側の人間。
咲江は父親のことを「死んでほしいと思っていた」と言っていますが、殺せない人間側だと思います。
それは、大学受験の勉強やいつもどおり生活していたことからも明らかです。殺していたとすれば普段どおりの生活は出来ないのではないでしょうから。
まとめ
・三度目の殺人の咲江の足の怪我の理由が飛び降りというのは嘘ではない。
・「生まれつき」とされたのは両親が暴行の事実を隠したかったから。
・咲江が嘘をつく子ではないことから犯人ではない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!