ありふれた職業で世界最強のユエの過去と正体についてネタバレ解説!
7月放送開始のありふれた職業で世界最強のヒロインである吸血鬼ユエ。
登場初期は主人公が落ちたオルクス大迷宮の奥深くに封印されていました。
封印された理由は先祖返りの吸血鬼で強大な力を持っていた為信頼していた叔父に騙され封印。
となっています。実は重大なネタバレが伏線として隠されていたのです。
ユエの過去に何があり正体はなんなのかネタバレ解説していきます。
ありふれた職業で世界最強のユエ
ありふれた職業で世界最強のなかでも金髪×美少女×吸血鬼×正妻という最強の属性を兼ね備えているキャラクター「ユエ」。
彼女ははオルクス大迷宮の奈落の底におよそ300年にわたり封印されており、事故により奈落に落ちた主人公・南雲ハジメにより開放されます。
メインヒロインでありながら、ありふれた職業で世界最強(以下「ありふれ」)の登場人物の中でもトップクラスの実力を持っています。
開放当初のサソリモドキとの戦闘では、ハジメの血を吸ったことにより元の力を少し取り戻し、どの武器でもびくともしなかった防御を突破。
なんとユエは”魔力操作”と”自動再生”の固有魔法を持っており全属性の魔法を無詠唱で唱えられるのだとか・・・!
主人公曰くして「なんて、チート・・・」。でも癖で魔法名だけは呟いてしまうというちょっと可愛い一面も持っています。
その後は迷宮の探索で協力して信頼関係を築きあげていきお互いを”特別”な存在として関係を深めていきます。
迷宮脱出後はハジメが地球に帰るために支えていきます。
「ありふれ」という作品はいわゆる「ハーレムもの」に属され、主人公ハジメに思いを寄せるヒロインたちがユエ以外にも存在しています。
その中でもユエの正妻感はかなり前面に押し出されています。ヒロイン力も戦闘力も作品中のどのキャラよりも群を抜いています!
さて最強のヒロインでもあるユエですがなぜ迷宮の深くに封印されていたのでしょうか。
じつはそこに物語の伏線が張られていたのです。ここからはユエの過去と正体についてみていこうと思います。
ありふれた職業で世界最強のユエの過去と正体
過去
ユエの本名は「アレーティア・ガルディエ・ウェスペリティリオ・アヴァタール」。吸血鬼族の王族として生まれました。
12歳のときに固有魔法の“魔力操作”と“自動再生”に目覚め、もともとあった魔法の才能も合わせて頭角を現していきます。
ユエが生まれた300年前はハジメたちが召喚されたときよりも多くの国があり戦争が激しく行われていました。
吸血鬼族の戦力として著しい活躍を見せて17歳で王位につきます。
さてユエにはディンリード・ガルディア・ウェスペリティリオ・アヴァタールという信頼できる叔父がいました。
この方は吸血鬼族の国の宰相として幼い頃からユエを支えてきた人物です。
ユエが王位についてあとも変わらず助けていました。が、それから2年後にだんだんとその叔父との距離が遠くなってきたのです。
なぜかディンリードはユエを避けるようになり、その頃からユエの自国での評判も悪いものに変わっていきます。
ユエの強さから国民は恐怖を覚え、権力は叔父のディンリードに集中するようになっていきました。
そして、ついにクーデターが起きてしまったのです。
叔父の一派が玉座に流れ込み、玉座を奪おうとディンリードはユエを傷つけますが自動再生によりその生命を奪うまでに至りませんでした。
信じていた叔父に裏切られたショックでユエはされるがままに、最終的には物語の冒頭にあったように迷宮の奥深くに封印されることになりました(参考web版145P「忘れ去られた記憶」)。
この「忘れ去られた記憶」という話でユエの過去の詳細が語られます。かつての開放者の神代魔法を得るための試練中の出来事です。
この試練では自身の心と向き合わされてしまうというもの。ユエは辛うじて試練を突破しますが心が揺さぶられてしまいます。
そこで語られたのが、叔父は本当に裏切ったのか?という自問自答。
真相はなんだったのかというところで試練の虚像の言葉を思い出し別のことで心を更に揺さぶられ次の場面へ移ります。
ディンリードはユエのことを娘のように思っていた様子があったのになぜこのようなことをしたのでしょうか。
それについてはユエの正体と物語の核心に迫る必要性がありますので続けて解説します。
正体(ネタバレ)
ユエの正体ですが、実は黒幕だった!ということではありません。
ですがラスボスに関係があります。
ラスボスの名前は「エヒト」。「ありふれ」では創生神として異世界の人間から信仰されています。
エヒトは元々別世界の住人でしたが強すぎる魔法の力で自身の世界を滅ぼしてしまいます。
その世界が滅亡する前にありふれの舞台であるトータスに転移。その後はトータスの住人を駒にして愉しんでいました。
エヒトは神であるため現実世界に直接干渉することができません。地上に干渉するためには器が必要でした(参考原作p175)。
そこで目をつけられたのが「ユエ」だったということなのです。
エヒトは聖光教会の力でユエの外堀を埋めていきます。そしてついにはユエの両親も手中に収めてしまいます。
しかし、そこで思わぬ邪魔が入ります。
それは、ユエが裏切ったと思っていた叔父のディンリードなのです。
ディンリードは本当にユエを可愛がっていました。その姪が狙われている事に気づきなんとかしようと思いますが相手は神。
太刀打ちできないと判断して、苦肉の策で裏切ったふりをしてユエを封印することにしたのです。
封印先は過去にエヒトと争ったとされる「開放者」の一人オルカー・オルクスの大迷宮。
エヒトの力はそこまで及ばないため神の目を欺くことに成功しました。
最終話では叔父からユエへのメッセージのシーンで真実が語られています。
『アレーティア。君の胸中は疑問で溢れているだろう。それとも、もう真実を知っているのだろうか。私が何故、あの日、君を傷つけ、あの暗闇の底へ沈めたのか。君がどういう存在で、真の敵が誰なのか』
『君に真実を話すべきか否か、あの日の直前まで迷っていた。だが、奴等を確実に欺く為にも話すべきではないと判断した。私を憎めば、それが生きる活力にもなるのではとも思ったのだ』
『愛している。アレーティア。君を心から愛している。ただの一度とて、煩わしく思ったことなどない。――娘のように思っていたんだ』
そして、本編ではラスボスを破り、ユエの謎も解けハッピーエンドとなります。
まとめ
ありふれた職業で世界最強のユエの過去と正体についてのまとめ
・ユエは叔父に裏切られて封印されたと思っていた。
・叔父のディンリードはユエを狙う創世神エヒトに対抗するために封印という道をとった。
・最終的にユエはエヒトに乗っ取られるがハジメの活躍によりもとに戻りハッピーエンド。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!