本好きの下剋上のフェルディナンドにはつらい過去がある?マインと結婚した理由は家族愛?
本好きの下剋上の神官長フェルディナンドにはつらい過去がありました。
それは幼少期にアダルジーザの離宮から引き取られたあと、義母から虐待を受けます。
貴族院卒業後は義母から離れるため神殿に身を置くことになり、そこでマインと出会います。
家族愛に飢えていたフェルディナンドはマインとその家族の絆に触れて最終的にマインと結婚することになりました。
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本好きの下剋上のフェルディナントの過去
本好きの下剋上のフェルディナンドは自分にも他人にも厳しい性格です。
その隙のない性格は幼少期のつらい過去にありました。
フェルディナンドはアダルジーザの離宮で生まれ、先代アウブ・エーレンフェストに引き取られます。
しかし、義母になるはずのヴェローニカは母になることを拒み、フェルディナンドに対して虐待を行います。
そんな環境で育ったフェルディナンドは家族というものに対して憧れのようなものを持っていました。
フェルディナンドはアダルジーザの実で魔石になるところだった
フェルディナンドはアダルジーザの離宮というところで生まれました。
離宮で生まれたものはアダルジーザの実とよばれ、最も優秀なものがランツェナーベの次期王に選ばれます。
アダルジーザの実の次期王に選ばれなかったものは処分され魔石として輸出されるという過酷な環境でした。
魔力が低いにもかかわらず全属性を持っていたフェルディナンド(幼名:クインタ)は魔石に適しており処分筆頭でした。
しかし、父親である先代アウブ・エーレンフェストが引き取ることになったため魔石となる運命を回避。
その後はエーレンフェストでジルヴェスターの補佐役としてフェルディナンドは過ごすことになります。
アウブ・エーレンフェストに引き取られるが義母から虐待を受ける
フェルディナンドはエーレンフェストに引き取られてからは異母兄のジルヴェスターの補佐役として一緒に過ごします。
父である先代アウブ・エーレンフェストはフェルディナンドを「エーレンバッハの誇り」と褒めていました。
しかし、義母になる予定だったヴェローニカは次期領主のジルヴェスターの地位を脅かすとして母となることを拒み、虐待をするようになります。
フェルディナンドのことを徹底的に嫌い、役立たずは必要ないと精神的に追い詰めます。
父が不在の時には毒の入った料理を出すなど命を狙うような仕打ちまでするようになりました。
この結果が逆にフェルディナンドの能力を引き上げ、更に優秀な人物になっていきます。
父親からの言葉はフェルディナンドにとって救いでもありましたが、領主という立場から存分な愛を受けることは少なかったようです。
このような過去からフェルディナンドは家族に対する情というものが薄いと後にマインに語っていました。
貴族院を優秀な成績で卒業。その後神官長になる。
貴族院に入ったフェルディナンドはその優秀さから「神官長伝説」と(マインに)呼ばれるほどの成績を収めていました。
領主候補生、騎士見習い、分館見習い全てで最優秀となります。
更には研究バカのヒルシュールの弟子となりフェルディナンド自身も研究に没頭するようになっていきます。
ただ、幼少期のヴェローニカの仕打ちから、研究結果や貴族院で得た「メスティオーラの書」などを秘匿するようになっていきます。
この中には王族も知らない知識もあったとされていました。
貴族院を卒業したフェルディナンドは騎士団に所属しますが、直後に父である先代アウブ・エーレンフェストが亡くなってしまいます。
これによりヴェローニカのフェルディナンドへの嫌がらせは本格的なものに変わったため、ジルヴェスターの勧めで神殿に属することになりました。
当初は暇を持て余していたため本や魔術具をジルヴェスターに送ってもらっていました。
そして、本は神殿の図書室に収めていたために、マインが神殿に食いつき身食いの件も含めてフェルディナンドは今後付き合っていくことになります。
フェルディナンドがマインと結婚した理由は?
最終話付近でフェルディナンドとマインは結婚することを決めます。
フェルディナンドがマインとの結婚を決めた理由は政略という面の裏側にマインの家族でありたいという強い思いがありました。
過去の出来事から家族に対して情が薄かったフェルディナンドはマインとその家族に出会い親愛というものを理解しました。
フェルディナンドの結婚の理由はマインと家族であり続けたかった
本好きの下剋上の「671話 記憶3」ではフェルディナンドが家族という存在に対しての強い思いが描かれています。
それと同時にマインの家族となることを望み、そのために今まで計画的に動き、王すらも脅していました。
「貴族と平民として離れても細い繋がりを大事にする君と、君が伸ばした手を取ろうとしている家族とのやり取りを私はずっと見てきた。そんな君が私を家族同然だと言ったのだ。そして、言葉通り、アーレンスバッハへ離れても、繋がりを途切れさせることなく手を伸ばしてくれていた。私の家族観を作ったのは君だ。同調して嫌でも知ったであろう? 私がどれほど君の家族のような繋がりを渇望していたか」
フェルディナンドは過去のヴェローニカによる仕打ちや、自身が先代アウブ・エーレンフェストやジルヴェスターに対して家族の情が薄かったと自覚していました。
それは、マインとその家族を見ていたから気づけたことです。そしてマインが家族と言ってくれたことをフェルディナンドは失いたくなかった。
めったに望みを言わないフェルディナンドの気持ちはマインに伝わり、マインもまたフェルディナンドを大事に思っていたので2人は結婚をきめたのです。
まとめ
・本好きの下剋上のフェルディナンドにはつらい過去があった。
・幼少期は虐待を受けて家族の愛を感じにくく、家族というものを望んでいた。
・フェルディナンドの結婚の理由はマインと家族であり続けたかったから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!