50回目のファーストキスのタイトルの意味は?なぜ50回の数字なのか理由や元ネタから考察
山田孝之と長澤まさみ主演の「50回目のファーストキス」はリメイク作品となっています。
原作となる元ネタは2004年のアメリカ映画「50 first dates」。
どちらも50を使用していますがそのタイトルの意味は作中で明言されていません。
なぜ50回なのか50回目に特別な意味があるのか理由や元ネタから考察していきます。
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映画「50回目のファーストキス」タイトルの意味について
本編では明らかに50回もキスをしているシーンはありません。
しかも23回の時点で別れ話を切り出すところまで進むので50回目とするのはちょっと厳しいような気がします。
調べてみるとタイトルには「50回の積み重ね」という意味があるようです。
元ネタ・英題が由来「50回の積み重ね」
元ネタとなった原作「50 first dates」。
そして「50回目のファーストキス」に英題「50 first kisses」とあります。
こちら直訳すると「50回の初めてのデート」。「50回のファーストキス」となります。
50回「目」とするには実は「50th」という英語を使う必要性があります。
このことからタイトルの意味は50回のファーストキスの積み重ねによって1日で忘れてしまう瑠衣の記憶に大輔が残ったのだという意味が見えてきます。
ちなみにこれは以下のツイートを参考にさせていただきました。
50回目のファーストキス観てきた。内容も良かったけど、ちっさく書かれた英題が50 first kissesだったのが良かった。50thじゃなく。”50回目”に意味があるんじゃなくて、50回積み重ねたがゆえの50回目に意味がある。曖昧になりがちな日本語にない、英語の良いところ。
— shogo ueda (@shooogooo) July 8, 2018
終盤、瑠衣が大輔に別れを告げ2人の思い出の日記や写真をすべて消して瑠衣の記憶から大輔を忘れるようにします。
しかし、ラストでは大輔のことを忘れていたとおもっていた瑠衣の記憶には確かに大輔が残っていたのです。
それを表す瑠衣のアトリエにある大量の大輔の絵。 まさにファーストキスの積み重ねが瑠衣に大輔の記憶を定着させたということですね。
タイトルの意味がわかったところで次に「なぜ50回」なのかみていきましょう。
50回目のファーストキス・なぜ50回なのか
冒頭でお話した通り、映画本編の中では50回キスするところが描かれていません。
それどころか50回キスをしたということすら怪しい描写です。
原作ではなぜ「50」という数字を付けたのでしょうか。
50回目の理由はエンドロールまで明かされていない?
エンドロールでは瑠衣の日記の一部が流れています。
そこに50回キスをした内容、または50日分の日記とわかる内容があるのか確認してみました。
確認できたのは12/3~12/17までの日記。デートをしてキスをしたというような内容も中には含まれています。
さて、映画本編の回数と日記の日数を合わせると23回+14日=37回で50回には届きません。
ということは映画の内容が直接「50」と関わっているわけではないということですね。
そこで「50」という数字に対して少し掘り下げを行ってみたいと思います。
50という数字そのものの意味や理由
50という数字自体を調べてみると以下のような意味が見つかりました。
・アメリカ合衆国の州の数。
・ハワイ州はアメリカの50番目の州。
・50は英語で「fifty」
・50は100の半分
以上のように映画に関連する内容の50の意味を並べてみました。
これらを見ると映画のタイトルに50が付けられている意味がうっすら見えてきそうです。
なぜ50回なのか個人的解釈
なぜ50回なのかというと舞台となったハワイ州が50番目の州というのと、音の語呂が良かったという可能性が高いです。
まずは舞台となったハワイ州がアメリカの50番目の州であるということ。
舞台がハワイである必要性は常夏だから瑠依または原作のルーシーが同じ1日を繰り返す事ができることからです。
そこで50番目の州というのと閉鎖的な島で物語が破綻しないという点も絡めて50を使ったのかもしれません。
それから語呂が良かったからというのは映画のタイトル付けにはよくある話です。
元ネタである「50 First Dates」は「フィフティ ファースト デート」と読みます。
口に出して読んでみるととても語呂が良いです。グーグル翻訳に読んでもらっても分かりやすい音になりました。
これが「100 First Dates」では「ワンハンドレット ファースト デート」となり語呂も悪いですし、何より長い日数掛けているイメージが付いてしまいます。
視聴者に余計な違和感を与えず、語呂もよくそれなりに長い日数であるという点から「50(フィフティ)」を使ったと考えます。
まとめ
・「50回目のファーストキス」のタイトルの意味は「50回」の積み重ねが瑠衣の記憶を定着させた。
・「なぜ50」なのか50の数字の意味から考察。
・モデルとなったハワイ州がアメリカ50番目の州と音の語呂が良かったから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!